人生2度目の湯布院。前日はあいにくの小雨という天気だったけれど、二日目は晴天! うれしいなー。
7時ごろに起きて、朝風呂へ。
朝に入る露天風呂は最高〜。しかも人がいなくて貸切で、さらに最高〜。
朝風呂を満喫したら、朝食の時間。泊まっている宿「Tadaima」の朝食付プランにしていたので、朝8時にお部屋に朝食が運ばれてきた(この宿にはレストランがないので部屋食になる)。
オーナー曰く「大したものではないですよ」と言っていたけれど、これが美味い!
薄味で、ほっこりする味。朝にはこういうのも良いね。奥様も子供も大絶賛の朝食でした。
お墓を満たしたら、すぐさまチェックアウト。
9時すぎには宿を出て、目指すは駅前の観光案内所。目的は、前回乗れなかった観光馬車「辻馬車」を予約するため。
案内所についたのが9時30分くらいだったのに、すでに人がけっこういて、今日の分が半分近く埋まっていた……。あいかわらず大人気。
幸い、ぼくたちはゴゴイチの便の予約を取れて一安心。
朝一番の大仕事を終えたぼくたちは、次の目的地である「クロワッサンとコーヒーのお店」へ。このお店は、その名のとおりクロワッサンとコーヒーだけのお店で、前回行ったときはクロワッサンが売り切れていたので今回リベンジしようと。
金鱗湖へ到着してお店の前へ行くも10時前だったので、開店前だった……。
待つのもアレなので、もうひとつの目的地「茶房 天井棧敷(てんじょうさじき)」へ。
なんでも江戸末期の酒屋の屋根裏を改装してつくられた“喫茶室”で、趣ある建物と空間が人気のお店なんだとか。
ちなみに前日の夜に行った「湯の岳庵」と同じ敷地内にある(たまたまだけれど、今回の旅はホント亀の井別荘がらみが多いな……)。
「鍵屋」という雑貨店の横から階段を上がると、お店がある。
「店内かテラスのどちらになさいますか?」と店員さん。
店内の雰囲気も捨てがたいところだけれど、せっかく天気が良いのでテラスに。テラス最高〜。
天気が良くて、森に囲まれていて、空気が良くて、しかも混んでいない。
「テラスにして正解だね〜」なんて言いながら、贅沢な時間を堪能。
でもって、注文したのは天井棧敷ブレンドなんだけれど、これはね、ひとことで言うと“古き良きブレンドコーヒー”。深煎りの豆でサッと落とした感じ。コーヒーよりも雰囲気を楽しむお店かなーここは。
ふと時計を見ると10:30。さっきのクロワッサン屋が開店しているはず……と、行ってみたら、な、な、なんと、ラスイチ!
「もうこれひとつなんですよ」と店員さん。すかさず「じゃあ、ください」と購入したのは言うまでもなく、店外に出たとたん、クロワッサン目当てに来店する客が何人も……。
あぶないあぶない。もうちょっと遅かったら売り切れていたよ。
でね、このクロワッサン、バターの風味がしっかりしていて美味しい!
焼き加減もちょうどよくて、パリっとした食感がイイ感じだけれど、焼いてからちょっと時間が経っているのか、少し硬めだったのが残念。生地の味は良いから、焼きたてはきっと最高だと思う。
というわけで、かなり久しぶりにまともなクロワッサンを食べられて大満足。
「朝からツイているねー」なんて言いながらお土産屋を巡り、次なる目的でもある辻馬車へ。
辻馬車は湯布院の駅前から出ているので、初見でもすぐにわかる。
行くと、茶色の大きな馬の「サギリちゃん」がお出迎え。
ちょっと早めについたら「もう乗って良いですよー」とドライバー(?)さん。おかげで前が見える最前席ゲット。やっぱり今日はツイている。
再度説明しておくと、辻馬車は湯布院の観光ルートをのんびりと巡ってくれる観光馬車で、所要時間は約1時間。
湯布院駅をスタートして、佛山寺(ぶっさんじ)、宇奈岐日女神社(うなぐひめじんじゃ)の2ヵ所で小休憩し、ふたたび駅へと戻る、という行程。
駅周辺の湯布院中心部を抜けると、とたんに広がる大自然。
パカパカと蹄の音を立てて走る馬車から眺めるのどかな田園風景は、それはもう贅沢なひとときを演出してくれる。ジョークを交えながら行われるドライバー(?)さんの観光案内もおもしろおかしく、60分の旅はあっという間だった。
湯布院に行ったら一度は乗るべきだな、うん。
この時点で今回の湯布院の旅の目的達成率が100%だった我が家のご一行様。とくにやりたいこともなく、あとは適当なお店に入って昼食をとり、高速バスの予約をして福岡へと帰りましたとさ。
今度は湯布院をちょっと通り越して別府に行こうかなー。