久しぶりにベトナムの豆をお試し。その名も「ベトナム The Dalat フレイ農園 レッドチェリー」。しかし“フレイ”のつづりがわからないので写真内のテキストは適当。
この豆、なんでもベトナムのフレイさん一家が栽培しているレッドブルボンにこだわった豆らしい。
レッドブルボンというのは、クリアさと豊かな甘みで人気があるブルボン種のなかのひとつ。コーヒーチェリーの色でレッド(ブルボン)だったりイエロー(ブルボン)だったりと呼び方が変わるみたいで、イエローは試したことがあったけれどレッドははじめて。
豆のサイズは大きすぎず小さすぎず、まぁ、普通かな。香りもいたってノーマル。見た目はナチュラルっぽいけど、ウォッシュドのよう。
こいつを例によってフルシティまで焙煎してカフェラテとドリップでテイスティング。
すると、エスプレッソで落とすところからブルボン種特有の傾向が。
ブルボンって、傾向的にエスプレッソの粘度が低くてサラサラなので(そこが個人的にあんまり好きじゃない)、ラテにするとミルクと混ざってちょっとしたアートを描いてもコントラストが低くなりがち。
なので写真は撮っていないけれど、豆はフルシティまで焼いているのに、サードウェーブっぽい黄色っぽいラテになってしまった。
カフェラテの味はというと、ひとことで言ってしまえば“The普通”。
そういうとネガティブに聞こえるかもしれないけれど、ほんとニュートラルで万人向けな印象。際立った特徴がないともいえるけれど、とてもクリアでマイルドなので、それこそが特徴ともいえる。
この傾向はドリップでも同じで、ボディが強すぎず弱すぎずでちょうど良くて、かつ、クリア。ホント飲みやすい。
このへんの“強い個性がなく飲みやすいコーヒー”という意味では同じベトナムでもエバーグリーンも同じ傾向。ただ個人的には、どちらかというとエバーグリーンのほうが好みかな。