nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

こだわりのコーヒー専門店。edith coffeestory / 韓国・ソウル郊外

カンヌンの話じゃないんだけれど、ソウル郊外のコーヒー専門店に行く機会があった。

 

お店の名前は「에딧의 커피스토리(edith coffeestory)」。読めない(泣)。

 

これはネットショップ。

https://smartstore.naver.com/edithcoffee

 

場所も、なんといったらいいか、ざっくり、漢江の上流のほう(笑)。クルマがないと無理な場所。

 

カフェというよりも、ホント、コーヒー専門店で、かなりストイックなお店。

 

店内に入ると、コーヒー器具がずらりと並んでいる。どうやらスペシャルティ専門店らしい。

 

ただ、ここは韓国の郊外。メニューがハングルだったので(泣)、注文にはひと苦労。

 

 

「ローストが深めのものが良いのですが、ありますか?」

「うちは深煎りはないんです。酸味が好きか苦味が好きか教えてください」

「そのなかでもローストが深めのやつでお願いしたいのですが」

「深煎りはないので、酸味がお好きか、苦味がお好きかで……」

 

みたいなやりとりをして、なかなかこちらの意図が伝わらない(泣)。

 

店頭の豆売りコーナーにあった、いちばんローストが深めそうなのを差して(挽いたサンプルが展示されていたのでローストレベルがわかった)、じゃあ、これでお願いします、と。

 

 

聞くと、それはグアテマラだそう。

 

ここのところグアテマラの豆をいろいろ飲んでいたので、「ちなみにグアテマラのどこですか?」と聞いてもらったところ、なぜそんなことを聞くんだろう? という不思議そうな顔をして「ウエウエテナンゴ」と教えてくれた(笑)。

 

面倒くさいこと聞いてすみません。

 

同席したほかの方々はブラジル、コロンビア、エチオピアなどなどを注文。そのほかにもケーキたくさん(笑)。

 

 

このお店、ちょっとシステムがおもしろくて、コーヒーを注文すると、普通のカップとデミタスに1杯ずつ提供される。これ、どういう意図があるのかというと、デミタスのほうは別のだれかにあげて味見してもらうためなんだそう。へぇ〜。

 

おひとりさまだと厳しいけれど、複数人で訪れたときはうれしいかも!

 

コーヒーはというと、たしかに深めではなく酸味が残る焙煎。個人的にそこまで好みじゃないけれど、万人向けといえば万人向けなのかな。

 

ほかの人のデミタスをひとくちいただいたりもしたけれど、基本的には同じ傾向の焙煎だった。

 

とはいえ、コーヒー生豆の質が高い(コモディティじゃない)ことはわかったので、せっかくなので豆もお買い上げ(これは今楽しみ中)。

 

ケーキもしっかり美味しくて(しかも大きい)、トータルの満足度が高いお店でした。

 

そうそう、このお店のウリがもうひとつあって。

 

 

それはトルコ式コーヒー!

 

店名で検索かけるとトルコ式コーヒーの話題が多くヒットするようで、珍しいらしい。まぁ、たしかにね〜。

 

でもぼくは前にUCCコーヒー博物館でいただいたやつで満足したので、今回は普通のハンドドリップをお願いしたのでした(笑)。

 

店内には焙煎スペースもあって、店主と思わしき方がこの日も焙煎中。

 

 

“EASYSTER”という韓国の焙煎機が2台。このブランド、今まで知らなかったけれど、しっかりと日本にも代理店があるらしい。

 

easyster.co.jp

 

あと、壁を見ればわかるように、賞状がたくさん。きっと大会でいくつも好成績を残されているんだろうね。すごい。

 

店内には大きなコーヒーノキがあったりして(しかも実がなっている)、流行りとかでお店をやっているのではなくて、本当にコーヒーが好きでお店を運営されているんだなぁ、と。そりゃ評価も高くなるよね。

 

 

というわけで、大変行きにくい場所だったけれど、とても良いお店でした。なにより、コーヒー愛を感じられるのがいいね。

 

このお店で買ったコーヒー豆がなかなかおもしろいので、その話はまた次回!