夏くらいかな。ネットのニュースで“UCCが食べるコーヒーYOINED(ヨインド)”という新感覚のコーヒーを開発、販売予定との情報をゲットし、すぐさまネットで注文するも最初のロットがすでに売り切れで、予約注文していた次のロットのモノがようやく届いた。
“食べるコーヒー”というコンセプトの商品といえば、そう、「BEAR POND ESPRESSO(以下BP)」のコーヒーダストバーが記憶に新しいところ。
このエントリーでもレポートしたように、あの食感と味は衝撃的で、コーヒー好きにはぜひとも試してみてほしいアイテムだったりしたのだけど、同じようなものを、泣く子も黙るコーヒー大企業のUCCがつくったというのだから、試してみたくなるじゃない。
「YOINED」の詳しい内容はオフィシャルページを見てもらうとして、開封したモノがこちら。
500円玉くらいのコイン状。
ちなみにフレーバーはカフェラテのようなミルクを感じられる「MELLOW BROWN」、ミルク成分が少ない「CRAZY BLACK」の2種類が入っていて、写真は前者。
一見すると、チョコレートのよう。
パカッと割ってみた。
こんな感じでチョコレートのように詰まっている。
この時点でもわかったけれど、BPのコーヒーダストバーよりも、よりチョコレートに近いイメージで、滑らかさを感じる。
そして、いざ、実食!
……お?
……チョコレートか?
味はというと、カカオが多めのチョコレートな感じ。食感は、まんまチョコレートで、舌の上で滑らかに溶けつつもコーヒー(ミルクコーヒー)のフレーバーがブワっと広がっていく。
予想以上にチョコレートだったので、成分表を見てみると……
【MELLOW BROWN】植物油脂 (国内製造)、砂糖、乳糖、コーヒー (コーヒー豆(エチオピア))、全粉乳、コーヒーオイル、デキストリン/乳化剤 (大豆由来)
とのことで、納得。植物油脂が最も多いから、チョコレートライクだったのか。
試しに奥様にも食べてもらったところ、顔をしかめて「大人の味!」というコメントだった(笑)。
続いて「CRAZY BLACK」をお試し。
おお!? よりカカオが多いチョコレートな感じ。
いや、味はカカオではなくあくまでコーヒーなので、チョコレートというのはまた違うかもしれないけれど、イメージしやすいのはコーヒー味のチョコレートね。
どちらも嫌いじゃない。
むしろスーパーとかコンビニに売られていたら、普通のチョコレートより、こっちを買うかもしれない、というくらい個人的には好きな味だけれど、何度も言うように食品としてみるとチョコレートの範疇な気がするので、そこが少しもったいないかも。
BPのコーヒーダストバーのような驚きがないというか。あっちは食感からして初体験だったからね。
もうひとつ、「YOINED」はコーヒー豆にエチオピアを使っているみたいだけれど、エチオピア感がほとんど感じられないのももったいない。
同じような製法で、コーヒーの産地の特色を表現できたら面白そうなんだけどなぁ(高級チョコレートでもあるようにね)。
とはいえ、こういう試みは大歓迎なので、どんどんコーヒーの新しい楽しみ方を提案してほしいなと。これからも期待してます。