LA旅行も今日が実質最終日。こうしてブログにまとめているとイベント盛りだくさんに見えるけれど、わりとあっという間で、欲を言えばもう少し時間が欲しかったところ。
さて、最終日のメインイベントは博物館のハシゴ。
「ロサンゼルス自然史博物館」そして「カリフォルニア・サイエンスセンター」というふたつの博物館を観たあと、昨日玉砕した「グリフィス天文台」にリベンジします。
- 恐竜の化石が圧倒的迫力! 「ロサンゼルス自然史博物館」
- 本物のスペースシャトルが迫力! 「カリフォルニア・サイエンスセンター」
- ダウンタウンでコーヒーショップ探し
- グリフィス・リベンジ!
- 圧巻の臨場感。最高のプラネタリウムとLAの夜景に感動
- LA最後の晩餐は「1212」!
- 旅を終えて……
恐竜の化石が圧倒的迫力! 「ロサンゼルス自然史博物館」
というわけでUberでサクッと移動して、まずは「ロサンゼルス自然史博物館」へ。
「ロサンゼルス自然史博物館」は、3500万点もの標本と展示物を誇るアメリカ西部最大の歴史・自然史博物館で、その最大の特徴は、45億年もの歴史をカバーしている点。とりわけ巨大な恐竜の化石の数々は圧巻で、世界広しといえども、ここまでの標本・化石群にはなかなかお目にかかれないと思う。
恐竜が子どものころから好きだったという奥様のテンションは上がりっぱなし(笑)。
まだ敷地に入っていないのにこのテンション。
ちょっとわかりづらいけど、うしろにT-REXとトリケラトプスの銅像が。
ちなみに入館料は失念したものの、そこそこ高かった気が(売店で購入してリストバンドをはめて入場します)。
さあ、入るぞ〜!
ちなみに館内は「恐竜ゾーン」「動物ゾーン」みたいに、カテゴリーごとにゾーンわけされていて、見やすいだけでなく、どれも展示物の数が豊富かつ展示の仕方がすごくリアル。
この入り口からいきなり巨大な骨が見えるように、まるで生きているかのように展示されている。
というわけで、ここからは写真中心でサラっと紹介。
という具合。
当然だけれど、実際にはもっともっと展示物があって、ホント見応えある。
恐竜はもちろんだけれど、変わり種としておもしろかったのが「鉱物」の展示。鉱物には宝石も含まれていて、その数がものすごい。
しかも宝石に関してはセキュリティのためか、分厚い鉄の扉のなか、巨大な金庫のようなところに入って鑑賞するという貴重な経験も。あんな巨大な宝石、はじめて見たよ。
自然史博物館を堪能して、ちょうどランチどきになったので館内で食事。
例によってハンバーガーだとかピザだとかサンドイッチだとかジャンキーなものを注文したら、これが意外に美味しくてビックリ。
外のテラス席で食べていると、たくさんの小鳥たちが食べこぼしを漁りにきて、それにパンをちぎってあげたりして、なんだかのんびりとしたランチタイム。
良い時間だね、こういうの。
本物のスペースシャトルが迫力! 「カリフォルニア・サイエンスセンター」
さて「自然史博物館」を大満喫した一行は、次なる目的地「カリフォルニア・サイエンスセンター」へ。
といっても、「自然史博物館」と「サイエンスセンター」、じつは両方ともエクスポジション公園という公園内にあるので、徒歩ですぐ。
途中でみつけた「ローズガーデン」に立ち寄りつつ、のんびり移動。それにしても、今日も天気が最高だね。
ちなみに右の写真の奥に見えるのが「ロサンゼルス自然史博物館」。とても立派。
この「ローズガーデン」は、その名のとおり、バラがたくさん植えてある公園。ここを突っ切ると「サイエンスセンター」の入り口へ行ける。
ここから「サイエンスセンター」へ。いきなりドーンと戦闘機のオブジェがあるあたり、いかにもアメリカらしい。
この戦闘機、屋外だけかと思いきや、館内にもドーンと。
これだけ見ると航空関連の博物館に見えるけれど、必ずしもそういうわけではないのです。
「カリフォルニア・サイエンスセンター」は、その名のとおり科学に関する展示が主の博物館。
ぼくたちの目的は宇宙関連の展示物、なかでもスペースシャトル「エンデバー号」を観ることで、たしかに宇宙関連のものは多くあったものの、それ以外、例えば「自然」だったり「生き物」だったり、いろいろなテーマの展示が多くて、予想以上に充実していた。
とはいえ、宇宙関連のパビリオンとココの主役「エンデバー」が離れていたり、エンデバーにたどり着くまでに、宇宙とは関係ない展示物を観ることになったりと、頭が忙しい(笑)。
というわけで、ざっくり写真でご紹介。
宇宙関連の展示物はさすがに豊富。
そうかと思えば受精の様子、生命の誕生にまつわる展示や、台風(ハリケーン)を体験できるアトラクション(?)なども。そうそう、新型コロナも今や“過去のモノ”として、さまざまなデータが展示してあったのも興味深い。
海のなかの生物、砂漠の生物など、動物に関する展示も豊富。このあたりは「自然史博物館」と少しカブるかも。
そして、満を持してスペースシャトル「エンデバー」とご対面!
ネットではエンデバー号だけは有料という情報もあったけれど、少なくとも2022年8月に関しては無料だった(書き忘れていたけれど、サイエンスセンターは入館無料です)。
で、それは本館から離れた倉庫に鎮座していた!
写真だとスケール感がわからないけれど、めちゃくちゃ巨大。
引退までに25回もの宇宙航海を行った機体が、実際に目の前にあるという事実が信じられないし、その迫力に圧倒される。
これはすごい。
写真ではそのリアリティが伝わりにくいとは思うけれど、サラっと紹介。
実際に見ると、ボディの表面がタイルでできていたり、そのボディの汚れだとか傷だとかが、当たり前だけれど、すごく生々しくてリアル。なにしろ至近距離で見られるからね。
そして、見れば見るほどに、宇宙空間の過酷さが伝わってくる。
最初はそこまで関心がなかった奥様も、実際に目の当たりにすると興味津々で楽しんでいた模様。
子どもはそもそもスペースシャトルがよくわかっていなかったけれど、「これが実際に宇宙へ行った」というのは理解したようで、まぁ、それだけでも連れて行った価値あったかなと。
というわけで、大人も子どもも大満足。スペースシャトルのお土産も買わされたけど(笑)。
ダウンタウンでコーヒーショップ探し
さて、博物館のハシゴを終えたご一行は、ぼくが個人的に行ってみたかったダウンタウンのコーヒーショップへ。
この日、ちょうど博物館横のコロシアムでイベントをやっていたみたいで、Uberを呼ぶのに苦労したけれど、なんとか到着……したものの……。
やってねえ(泣)。
なんてこった(泣)。
この「MATTE BLACK!」、お店の内装が面白そうで行ってみたかったんだけどなぁ。
コーヒー飲む気満々だったので、せっかくだからと別のカフェを探す……も、すぐ近くにあった「VERVE」もお休みらしく、ちょっと歩いてみようということに。うーん、これも旅ですな。
LAのダウンタウンって、じつはあんまり来たことがないんだけど、ちょうどこのあたりは建物が古くて、LAというよりはNY的な雰囲気。
しかも黒人さんが昼間っから道ばたでハッパを吸いまくっていたりと、なかなか治安も良くなさそう(泣)。
そんな折、道沿いで「TIERRA MIA COFFEE」というコーヒーショップを発見。
「あ、コーヒーショップがある。どうする?」
「TIERRA MIA? 聞いたことないなぁ」
「やめとく?」
「ほかにないし、入ってみよう」
というわけで入店するも、座席数が6席くらいしかなく、ほかに客もおらず、ショーケースのなかは空っぽで、壁を見る限りコーヒーにこだわっている風な雰囲気を演出しているものの、なかなか危険な香りが……。
……と、少し心配していたけれど、アイスラテの味は普通に美味しくてひと安心(笑)。珍しくそこまで浅煎りじゃなかったことも幸い。
とはいえ、特筆すべきところはとくになくて、まぁわりとよくあるチェーン店的なアイスラテでした。
「MATTE BLACK!」がお休みだったのが悔やまれる。
グリフィス・リベンジ!
さあ、時間は夕方、そして木曜日。昨日休館だった「グリフィス天文台」にリベンジすべく、ふたたびUberで天文台へ!
いやもう、一見して昨日とは人の多さが違うことがわかる(笑)。
しかも正面入り口が開いている!
ちなみに天文台に入館するためには、ワクチン接種証明書が必要で、ぼくたちはアプリで提示。そして館内ではマスク必須だった。
いやー、やっと入れるよー。うれしい!
なお、入館料は無料。ただ、ぼくたちの目的であるプラネタリウムは有料なので、館内のチケットブース(入ってすぐ左側)でチケットを購入する必要がある。大人が7ドル、子どもが3ドルだったかな。
ちなみに一日のうちで公演時間が決まっていて、各公演時間の前にチケットが販売されるというシステム。ネット等では買えないので、現場で販売時間になるまで待つ必要がある。ぼくたちも30分くらい前から待ちました。
この日最後のチケットを無事に購入し、あとは館内を散策〜。
いきなりインパクトのある入り口。この開放的な天井の下には地球が自転していることを表す「フーコーの振り子」がある。
たくさんの隕石の展示のなかには、実際に触れられるものもあり、貴重な体験ができる。
ただ、みんな触っているからか、ツルツルなんだけどね。
天文台だけに宇宙や星に関する展示がとても充実していて、太陽系惑星のサイズ感を表現した模型や、天体望遠鏡、地球や月のリアルな模型、ガリレオ・ガリレイにまつわるもの展示品などなど多岐にわたる。
「あなたは○○星では何キロ?」みたいな、体重計に乗って、地球以外の星では何キロになるか、みたいな体験型の展示もあったり。
圧巻の臨場感。最高のプラネタリウムとLAの夜景に感動
そうこうしていると、いよいよ日没。プラネタリウムの公演時間が近づいてきた〜。
待機列に並ぶと、美しい夕焼けが(ちなみに屋外に並びます)。
ちょっとわかりにくいけれど、ハリウッドサインが右に見える。
明日は帰国しちゃうので、実質、これが最後の夕日……なんて思うと、ちょっと寂しい。今回のアメリカ旅行、ほぼ一週間の日程だったけれど、あっという間だったなぁ。
さて、いよいよプラネタリウム(当然写真はナシ)。
演目がいくつかあって、ぼくたちが観たのはこの時点での最新コンテンツ「Signs of Life」。宇宙に生命を誕生させるためになにが必要だったかを探るべく、地球から火星、木星、土星、さらには天の川銀河の向こう側へと旅していくストーリー。
ちょうどトレイラーがあったので貼っておこうかな。
これがね、プラネタリウムの域を完全に超えていた。良い意味でプラネタリウムではなくて、壮大なエンターテインメント作品を観せてもらった感じ。
ドームシアターで視界がすべてスクリーンで覆われていて、音響も当然サラウンドで……というハード面のインパクトに加えて、映像のつくりかたとストーリーもすごく良い。
しかも映像に合わせて、リアルタイムで解説員の男性がナレーションをしてくれるのだけれど、この職人技にも関心しきり。
ぼくのなかでいわゆるプラネタリウムって「はい、ここが乙女座ですね。では東の空を見てみましょう〜」みたいな、言ってしまえばやや退屈なコンテンツだったはずなんだけど(子どものころ一度だけ観たことがある)、時代の流れのなのか、ココがすごいのかは定かでないけれど、いい大人が感動するほどに強烈な35分間だった。
奥様と子どもも「すごい」という感想。いやもう、これ以上の言葉はないよね。
正直、ここまでだとは思わなかったので、リベンジして良かったー。
「グリフィス天文台」のプラネタリウム、本当におすすめ。
そして会場から出たら、コレですよ。
眼下に広がるLAの広大な夜景!
プラネタリウムで感動して、すぐさまLAの夜景でまた感動するという、感動コンボ。
素晴らしすぎる。
最後の公演を観たら、こんなご褒美が待っているわけだね。ねらっていたわけじゃないけれど、これは素敵だ。
LA最後の晩餐は「1212」!
プラネタリウムと美しい夜景に大満足&大興奮なnine.ten coffeeご一行。Uberでサンタモニカに帰ったときには午後9時すぎという良い時間に。
「もう遅いし、今日もUberEatsにする?」
「ええー、だって今日で最後だよ?」
「でも今の時間だとレストラン開いてるかな?」
「とりあえず外出て歩いてみよっか」
ということでホテルを出てサードストリート・プロムナードを歩く。すると、夜な夜なパリピが集まって盛り上がっているお店「1212」が見えてきた。
「ああー、ココ気になってたんだけど、さすがに子ども入れなくないかな?」
なんて思いつつテラス席に目をやると……子どもがいた! しかも犬まで!
「子どもいるじゃん! じゃあここにしようよ!」
というわけで「1212 Santa Monica」に入店。ちなみに1212は“Twelve Twelve”と読みます。
すごく雰囲気が良いダイニングバー的なレストラン。
ココ、ホントに毎日毎日、夜になると大音量で音楽が流れていて、道沿いで大勢の人が踊っていたりしていただけに、夜に子どもが入れるとは思っていなかったよ。
こんな感じで雰囲気良いんだよね。
ココは店のテラスだけれど、実質、サードストリート・プロムナードの路上です。
で、お腹空いているし、最後の夜だしってことで、イロイロと注文(笑)。
第一弾がこれ。
・CAESAR SALAD(右上)
・FRESH GNOCCHI POMODORO(左上)
・ROASTED SALMON(左下)
・RISOTTO WITH LANGOUSTINE SCAMPI(右下)
このシーザーサラダが先日の「THE LOBSTER」を超えるクオリティで奥様、仰天。
さらに、ほかの料理も全部同じくらいに美味しくて、これまたビックリ。飲みがメインのお店かと勝手に思っていたけれど、ぜんぜん食事だけでも満足できる感じ。
あまりのクオリティの高さに、第二弾としてサンドイッチも注文(笑)。
これがまた美味しいんだ。
バンズがサクサクで具はジューシー。フレンチフライですらサクサクで美味しい。なんなんだろう、この店(笑)。
しかも、サーバー係のレイチェルがとても気が利く子で、サービスに関しても全く不満なし。ビヨンセみたいなルックスも○。ヒョウ柄のコスチュームで、この日、この店でいちばん派手だった(笑)。
みんな大満足だったので、22%のチップ込みで185.71ドルも使ったけれど、納得のお値段だと思う。「1212」おすすめです。
……そしてサンタモニカ最後の夜は更けていった。
旅を終えて……
結婚10周年記念で訪れたアメリカ・LA。なかでも、エネルギッシュで開放的で、どことなくアングラな雰囲気が漂う街、サンタモニカとベニスは相変わらず最高だった。
LAにきたからには「ユニバーサルスタジオ」にも行きたかったけれど、そもそも子どもが映画にそこまでまだ詳しくないので微妙かも……という理由で今回はナシに。あと、もうちょっと時間があったらマリブにも足を伸ばしたかったし、「LACMA」などの美術館も訪れてみたかった。
……と、そんなこんなで、心残りなところはあるけれど、全体的にみればこれ以上ないくらいに大成功な旅……かな。
ひと昔前、クルマかなにかのCMで「モノより思い出」というキャッチコピーがあったように、奥様にとっても子どもにとっても、もちろんぼくにとっても、とても貴重な7泊8日になったと思う。
「次はまた10年後?」なんて話をしているけれど、さて、どうなることやら。
おしまい。