さあ、サンタモニカ2日目。ど晴天、しかも涼しいという清々しい朝を迎えたnine.ten coffeeご一行。
今日のメインイベントはレンタサイクル。自転車を借りてサンタモニカからベニスまで行き、周辺をウロウロしたのち、ふたたび自転車でアボットキニーに行ってブラブラし……そして本日は結婚記念日当日ということで夜はロブスターに舌鼓する予定。
ちなみに、こうして1日ごとに、わりと詳細にまとめているのは、あとから見返したときに「ああ、こういうこともあったね」と思い出したいから。記憶が新鮮なうちにlog化しておかないとね。
- 「ザ・バイクセンター サンタモニカ」で自転車を借りるぞ
- どこかアングラな雰囲気漂うビーチタウン“ベニス”へ
- ベニスのローカルカフェ「Menotti's Coffee Stop」
- 「eggslut」でランチタイム!
- “アボットキニー”でコーヒーとドーナツに舌鼓
- “ルート66”の終着点「サンタモニカ・ピア」
- 「The Lobster(ザ・ロブスター)」でディナータイム!
「ザ・バイクセンター サンタモニカ」で自転車を借りるぞ
朝食として昨日「トレーダージョーズ」で買ったラップサンドやらフルーツやら簡単なモノをむしゃむしゃ食べる。
ラップサンドは……まぁ、こんなもんかな(泣)。
ところが、フルーツが美味しい! 味が濃くて、甘いのです。このへんは、さすがカリフォルニア。
と、簡単に朝食を済ませて、向かうは「The Bike Center Santa Monica(ザ・バイクセンター サンタモニカ)」。
サンタモニカにはレンタサイクル屋がたくさんあるんだけれど、日本からネットで予約できることとキッズタンデム自転車があることから「ザ・バイクセンター サンタモニカ」にしたものの、結論からいうと、ほかの店でも良かったかも(理由はのちほど)。
それにしても平日朝のサードストリート・プロムナードは空いてる。天気も良くて気持ちいい〜。
ちなみに、ホテルからレンタルバイク屋までは、ココを歩いて10分ほど。ホント近くて便利。
さて、借りた自転車はというと、この2台!
……あれ? なんかヘボくない?
まぁ、キッズタンデムは普通なんだけれど、コンフォートバイクが思っていたのとだいぶ違うような……。
ちなみにネット予約したときのイメージがこちら。
しかも奥様が乗るコンフォートのほう、ブレーキの調整が甘かったのか、カックンブレーキだったようで乗りづらかったらしい。
これら、2台1日借りて1万円くらいだから、コスパはちょっと悪いかなー。もうちょっと調べておくんだったと少し後悔。
……と、まぁ反省点はこのくらいにして、シュッパーツ!
どこかアングラな雰囲気漂うビーチタウン“ベニス”へ
出発した途端、海側から霧がやってきて一気に肌寒くなったものの、めげずに一路、ベニス方面へ。
ベニスまでは3キロくらいかな。
ビーチ沿いにサイクリングロードがあて、そこを走って南下するだけだからルート的にはとても簡単。以前きたときは歩いたんだけど、歩くとそれなりに距離があって大変だった。
ガスっているおかげで、ちょっと肌寒かったけれど、気持ちよく走ってベニスビーチに到着。
ここベニスは、今や高級リゾート地として栄えているサンタモニカとは対照的に、古い街並みがそのまま残ったビーチタウン(これはLA市がベニスの発展を望まなかったためだとか)。
このあたりは物件が安価だったことから移民が大挙し、また若手の芸術家など個性的な住人が増え、いつからかアート、ストリートカルチャーの街として有名になった、ということらしい(wiki調べ)。
これはベニスの象徴ともいえる“ベニスサイン”。
かつては“ビーチスラム”と言われていた時代の名残りもあって、どこかアングラ感があるものの、南米のカルチャーが入り交じった独特の雰囲気がまたいい。個人的に好きだなー。
ベニスビーチは、スケートパーク、マッスルビーチ、バスケットコートなんかも有名。平日にもかかわらず、この日もたくさんのスケーターが練習していて、立ち寄って見物するだけでも楽しい。
ベニスのローカルカフェ「Menotti's Coffee Stop」
さて、肌寒いのでカフェに行こうってことで、気になっていたコーヒーショップ「Menotti's Coffee Stop」へ。
「Menotti's Coffee Stop」は、この近辺に2店舗を構えるローカルカフェ。ベニスビーチのお店は“ベニスサイン”のすぐそばで、立地がとてもいい。
店内はシンプルなインテリアで、座席数は少なめながらも、店の前に巨大なテラスがあって(たぶんほかの店との共有)、ゆったりすることができる。
ぼくはホットのラテ、奥様と子どもはアイスカフェモカを注文。
イケてる店員さんが慣れた手つきでつくってくれた。この店員さん、見た目はイカついけれど、気さくで気配り上手。
「ラテはフタする?」と聞いてくれて、思わず「お願いします」と言ったけれど、よくよく考えたら、せっかくラテアートもしてくれたし、「いえ、大丈夫です」と言えば良かった。
というわけで表のテラスでまったり。
ラテはフタをしたので見た目が残念な感じになっちゃったけれど、味は美味しい。豆はシティよりも浅めな印象だけれど、酸味が際立っているわけでもなく、適度なコクがあって良い感じ。最近のカフェラテって感じかな。
そうそう、肌寒かったということもあり、お店にちょうどオリジナルフーディが売られていたので記念に購入。
Sサイズで良い感じ。
そしてビーチをブラブラしながらお店を物色。
タトゥー屋さん、スケートボード屋さん、水着屋さん、そしてハッパ屋さん……いろいろなお店があって、ホント見て回るだけで楽しいね。なぜかエジプトの雑貨を売ってる店とかあるし。
ここだけ見るとアメリカ感があんまりないな(笑)。
そうそう、ぼくがフーディを買ったのが羨ましかったのか、奥様と子どもも、そのへんのお土産屋で上着を購入。
お店のおばあちゃんが「昨日まで暑かったのに、今日は寒いわねぇ」と言ってたから、ホントたまたまなんだろうね、この気温。
「eggslut」でランチタイム!
さて、コーヒー飲んで上着も買ってベニスブラブラを満喫したnine.ten coffeeご一行。そろそろお昼どきということで、これまたベニスサインのすぐ近くにある「eggslut」へ。
「eggslut」、前回サンタモニカへ来たときも来店して、美味しかったんだよねー。
懐かしいなー、この店内。
前回は朝だったこともあって超混んでいて、しかもひとりということで席の確保も一苦労した記憶が……。
今回はランチタイムとはいえ、そこまで混雑していなくて、すぐに注文できた。
ぼくと奥様は「BACON, EGG & CHEESE」、子どもはあんまりお腹空いてないってことで「slut」。
相変わらず美味しい! と言いたいところだけど、なぜかバンズがパサパサしていて、ちょっとだけ拍子抜け。今日は運が悪かったか!?
スラットは前回なかったのでココのは今回が初体験。これはさすがの美味しさ。だけど、子どもはなぜかあんまり好きじゃないらしい。味がはっきりしていないから? マッシュポテトと卵が絶妙なんだけどなぁ。
というわけで、ごちそうさまでした。
で、なんか今ふとネットを見たら東京(新宿&渋谷)にもできたんだね。いいなー。
“アボットキニー”でコーヒーとドーナツに舌鼓
ふたたび自転車に乗って、向かうは“アボットキニー”。アボットキニーブルーバードという、全長約1.6キロのショッピングストリートのこと。
ファッション、コスメ、雑貨、レストラン、カフェ、あらゆるジャンルのお店が軒を連ねていて、ウィンドウショッピングがこれまた楽しい。
とはいえコロナの影響も色濃く残っていて、4年前にも来たけれど、けっこうな数のお店が入れ替わっていた。個人的にはまた「TOMS」に行きたかったんだけれど、残念ながら閉店していてがっかり。
アボットキニーをブラブラしつつ、ちょうど通りがかった「Intelligentsia Coffee Venice(インテリジェンシア)」へ。
「インテリジェンシア」はシカゴ生まれのコーヒーショップ。いわゆる“サードウェーブ”を代表するコーヒーショップのひとつと言われることもあるけれど、個人的には、もうちょっとだけ前、セカンドとサードの間の時代のお店な印象。実際、設立は「ブルーボトル」よりもだいぶ前だしね。
そもそも、お店を代表する「Black Cat Blend」は、けっこうな深煎り。ドリップは浅煎り中心なのかもだけど。
にしても、店内は相変わらず混んでる……。
以前もそうだったけれど、PC広げて作業している人多過ぎ。この光景はどこも同じなのかな。店内がほぼ満席だったので、入り口の通路でいただくことに。
家族全員アイスラテ。
朝は寒かったけれど、さすがに日が出てきて暑い。
豆は「Black Cat」じゃないとは思うけれど、そんな浅煎りな感じでもなく、コクが豊かで美味しい。苦すぎないキリっとした苦味とミルクの甘さが心地よい。暑いときはコレだよね〜。
冷たいアイスラテで涼を得たnine.ten coffeeご一行が次に向かったのが、これまた美味しいと評判のドーナツ屋「Blue Star Donuts(ブルースタードーナツ)」。
はい、飲んだり食べたりばっかりだけど、これが我が家の旅行スタイルなのです(笑)。
と、ところが、変なタイミングで入店したためか、ドーナツの種類があんまりない……(泣)。もっというと、お客さんがいない。出遅れたか!?
しかたないので、チョコチョコしたやつとシナモンシュガー的なやつ、ふたつ購入。店先のベンチで食べることに。
……と、勘の良い人ならわかるように、さっきベニスでラテを飲んでハンバーガー食べて、アボットキニーでもカフェラテを飲んだばかりなので、じつはそこまでお腹空いていない……だけど、せっかくだから食べる。
ぼくはシナモンシュガー的なやつだけど、良い意味で想像どおりの味で美味しい。甘すぎないのが良いね。
奥様が食べたチョコチョコしたやつは「チョコレートがとても濃くて甘いんだけど、シナモンがきいていて、不思議な感じの美味しさ」なのだと。「たしかに甘いけど、シナモンのおかげで最後まで飽きずに食べられたよ」と奥様。
シナモンのせいか、ひとくち食べた子どもが「辛い」と言っていたのがおもしろい。
品質にこだわったドーナツ屋「ブルースタードーナツ」。もとはポートランドのお店で、カリフォルニアにはここアボットキニーにしかないみたいだけれど、おすすめです。
ドーナツを食べたあともアボットキニーをブラブラして、ウォールアート、かわいいお店、そしてカリフォルニアの雰囲気をたっぷりと堪能。
さて、サンタモニカに戻るぞ〜、というわけで、ふたたび自転車に乗ってビーチ沿いをサイクリング。
行きはガスってたけれど、帰りはド晴天だから、気持ちいい〜。
最高〜。
ちなみに、このときのサイクリングの様子は一応動画にもしてあるので、興味ある方はこちらもどうぞ。
“ルート66”の終着点「サンタモニカ・ピア」
サクッとサンタモニカに到着したご一行。「ああ、そういえばまだ昼間に行ってないね」ということでサンタモニカ・ピアをブラブラすることに。
サンタモニカピアといえば、そう“ルート66”の終点で有名。この看板前がまさにソレで、最大の記念写真スポットになっている。
ルート66は、数々の映画や音楽、小説等の文化作品に登場しているだけに知っている人も多いと思うけれど、あらためて説明しておくと、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカまでをつないだ、全長3,755kmにもなる旧国道のこと。
アメリカ大陸を横断することから、とりわけアメリカ西部の発展に貢献した道として有名。映画『カーズ』の舞台、ラジエータースプリングスのモデルにもなっていたりするし、アメリカ人にとっては特別なんだろうね。
その終点を示すモニュメントが桟橋(ピア)にあって、レストラン、遊園地、お土産屋といった施設が集まり、ピア全体がつねに観光客で賑わっている、というわけ。
家族全員ゲーム好きなこともあって、ゲーセンをブラブラしたあとは、ルート66のお土産を物色。
で、ルート66のスノードームとショットグラスをお買い上げ(笑)。スノードームなんてほぼ買ったことないけど、せっかくだから。
そして、ピアからのビーチの眺めがこれまた最高。
耳に入ってくるのは潮風と波の音……ではなく、陽気な音楽、エネルギッシュなストリートパフォーマーとその歓声というのもココ、サンタモニカ・ピアならでは(褒めてる)。
景色は最高だしもちろん癒やされるんだけれど、それと同時に、なんだかすごくパワーがもらえる気がするから不思議。
あー楽しかった、と、一行は自転車を返却して、いったんホテルへ。
「The Lobster(ザ・ロブスター)」でディナータイム!
着替えて、ふたたびピア方面へ。向かった先は……そう「The Lobster(ザ・ロブスター)」。
サンタモニカといえばココ、ロブスターといえばココ、というほどの、サンタモニカを代表する有名レストラン。
なにしろ、ピアの入り口のすぐ横にお店があるくらいだから。
左の白い建物がそう。
ココだけは日本から予約済み。サンセットが19:30くらいなので、19:00で予約……したものの、ちょっと待ったぞ。
メニュー見づらい……(泣)。
ココに限らず、アメリカのレストランって基本文字ベースで写真がないから、ちょっとわかりにくいのです。日本がマイノリティなのかな。
正式名称は失念したけれど、ざっとこれくらいをオーダー。
・シーザーサラダ
・ボイルしたエビの盛り合わせ的なやつ
・ロブスター 焼き
・ロブスター 蒸し
・炭酸水
・モヒート
・オレンジジュース
・食後にデザート
大人2人、子ども1人で予約していたからか、子ども向けに塗り絵が用意されていたので、親子で塗り絵をする、の図(笑)。
そうこうしていると……料理がキター!
じつは、この旅行でさらに上をいくシーザーサラダに出会うことになるけれど、ココのシーザーサラダもかなり美味しい。アンチョビが贅沢に乗っているところからも、“ちゃんとつくっている”ことがわかる。
エビのプレートみたいなのも、エビがプリプリで美味。歯ごたえもさることながら、甘みたっぷり。
それよりもなによりも、やっぱりコレ。
ロブスター!
“焼き”も“蒸し”も、どちらも違った味わいで最高。これは甲乙つけがたい。
“蒸し”はロブスターの芳醇な甘みを感じられるし、“焼き”は香ばしさに加えて、バターにつけて食べたときのマリアージュが至高。
蒸しのほうは、日本でもよく食べる甲殻類の味という意味では連想しやすいけれど、焼きのほうは、バターの風味もあってあまり馴染みがないので、ちょっと新鮮だった。
ちなみに量的には、これら2匹で大満足でした。最初はひとり1匹ずつにしようかという話もしていたけれど、それだと食べきれなかったかも。
あ、そうそう、付け合わせての野菜もしっかり美味しかった。このへんが抜かりないのは、さすが高級店。
結婚10周年記念日のディナーとしては、大満足で大成功〜。
さて、参考までにこのお店の料金はというと……食事代金が393.60ドル、チップが18%(ケチってごめんなさい)で64.26ドル、あわせて457.86ドル!
ハイ、あえて日本円では書かないけれど、結構いいお値段。
だけれど、大満足だからよし。
またいつか来られたらいいなーと、思いつつも、ホテルに戻るのでした。
夜のサンタモニカは肌寒い。
つづく。