うちはマンション住まい。ごくごく普通のファミリータイプの物件。今までは手回しのサンプルロースターだったので大して問題にならなかったけれど、Fortisになると話は別だ。それはなにかというと、“焙煎機の収納をどうするか”問題。
これが、前回のエントリーで書いた「使う前にやらなきゃいけないこと」だった。解決すべき課題というかね。
つまりは、出しっぱなしにはできないから、使うときに設置して、使い終わったらしまう必要がある。「じゃあ、どこにしまおうか」と。
これには頭を悩ませた。とりあえずは、理想を追求する方向で考えてみることに。
- 焙煎を行うキッチンに保管したい
- できれば焙煎機本体とチャフコレクターを一緒に保管したい(これがハードル高い)
これがクリアしたい大きなふたつの課題。
しかし、キッチンで保管できそうな場所は、いままでサンプルロースターを保管していたスペースであり、なんとかして拡大できたとしても最大で幅50cm、奥行き50cm、高さ60cmほどの空間になる。まずはココに入れられるかどうかを検証することに。
ちなみにオフィシャルサイトに書いてある各サイズはこんな感じ。
Fortis本体
・幅490mm(レバー込みで550mm)、奥行き330mm、高さ460mm
チャフコレクター&クーラー
・幅300mm、奥行き250mm、高さ440mm
これを見る限り絶望的であることはわかるものの、本体サイズがどこまで小さくできるのかで、もしかすると光が見えるかも……ということで実測して調べてみるも、結果的にほぼほぼ幅490mmであることがわかり、やっぱりチャフコレクターと一緒に保管するのは難しいという結論に。
無理とわかったら頭を切り替えて、本体その他を収納することを目指して収納ボックスをつくろうと。そう、いわゆるDIYね。こういうの嫌いじゃないけど、面倒くさい……。
フリーハンドで設計図を書き、例によってワンバイ材その他小物たちをネットで注文。ワンバイ材だけで1万近くかかったけれど、まぁ仕方ないか。
時間をみつけては少しずつ作業をして、都合4日くらいでようやく完成。早くつくりたいから、だいぶ手を抜いたぞ。
ジャジャーン。
色づけは、いつものようにワトコオイルとブライワックスの重ね塗り。
最終的には現物合わせになり、なかにある棚は余った木材を繋げて急遽追加したもの。棚だけでなく、板はすべてダボつなぎをしてあるので強度的には問題ないはず。垂れている謎のワイヤーは、荷物を入れるとその理由がわかる。
さっそく焙煎機を入れてみると……!
イイ感じ!
焙煎機をナナメにしているのは、この方向しか入らないから(笑)。ナナメにしたほうが、かえって出し入れしやすいので結果オーライ。
先の謎のワイヤーはチャフコレクターのフタを固定するため。本当はもうちょっとスマートに入れたかったけれど、ダクトホースがネジ止めされているので、こうするしかなかった。
天板部分が半分ほど開閉できるようにしてあるのは、焙煎機を出し入れしやすくするため。
キッチンの想定した場所に入れてみると……!
これまたイイ感じ!
場所的にはエスプレッソマシンの下。ゴミ箱の横。さらに右はワインセラーだけれど、ワインは入っていなくて(笑)、焙煎後の豆を入れている。ワインセラーの上にはオーブンレンジやら炊飯器やらの調理家電があるものの、見てのとおり、ほぼほぼコーヒー関連で埋め尽くされている。
ちなみに収納ボックスにはキャスターをつけてあるので、ハンドルを引けば簡単に出し入れ可能。このあたりの使い勝手にはこだわりました。
さて、この場所に収納できなかったチャフコレクター&クーラーはどこにいったのかというと……。
リビングにある無印良品の「スタッキングシェルフ」にピッタリだったので、ココに入れることにした(笑)。ちゃんとフタも閉まる。
というわけで、ようやく収納場所も確保してひと安心。次回はいよいよ使用感などをレポートできたらいいなぁ。