相変わらずコチャレに匹敵するようなエチオピアの豆を探し回っている今日この頃。
そんななか、ネットで検索していると、とある店に遭遇。
なんでもエチオピアのコーヒー豆専門という、「どうして今まで巡り会えなかったのか!」と悔やまれるコンセプトのお店。
サイトのつくりも今風で、なかなか期待が持てるぞ……というわけで、そのなかから適当にひとつをお試しで購入してみた。とあるナチュラルの豆。
特徴として書かれていたのが「ワインらしいフルーティーで明るい酸味、花のような香り、イチゴのような甘みで高い評価」というもの。
もはや期待しかない(笑)。
送料を含めると1Kg3400円前後と、まぁまぁする(最近コーヒー豆高い……)。
ていねいに梱包されていて、生豆はちょっと空気が入っていたものの、真空パックの状態で届いた。梱包のていねいさは、今まででナンバーワンかも。これは期待が持てる!
豆そのものはとてもきれいで、まぎれもなくG1クオリティな感じ。豆の色は薄緑。エチオピアのナチュラルだから黄色っぽいかと思っていたけどね。
焼いてみたら、とても焼きやすくて、ハゼもまとまってる。気持ちいい。
いつものように2ハゼ30秒まで引っ張って、煎り上げ。ちょっと未成熟豆が多い気がしたけど、まぁ、ナチュラルだし、こんなもんかな。
焼き豆の香りはというと、ちょっと控えめながらも甘い香り。ただし期待していたワイニー感というかベリー感はゼロ。焼きすぎたか? ただ、こればかりは飲んでみないとわからないからね。
例によって翌日、カフェラテにしてみた。
あ……れ……?
ほろ苦さ、酸味、甘み、コク、すべてがどうも中途半端な感じで、どことなくアーシーな味がする。
焙煎度の問題ではなく、こういう味の豆なのかなぁ、と。
そしてドリップで飲んだときに、そのモヤモヤとした印象がよりハッキリしてしまう。
……なるほど。
なんかね、わかりやすく言うと、枯れた味。
藁まではいかないまでも、その手前の、なんというか豆のうま味が逃げちゃったような味。
これがラテにしたときにアーシーに感じた理由なんだと思う。
要するに豆が古いってこと?
あらためて販売サイトを見直してみると、「収穫時期:2020年10月-2021年1月・入港日:2021年10月」となっていた。入港日は比較的最近とはいえ、収穫日は1年以上前か……うーん、これはコロナのせいなのか、それともエチオピアはそんなもんなのかはわからない。
念のために販売店に何年のクロップかをメールで問い合わせてみるも、返答なし……。
もう一回、今度はもう少し浅めに焼いてみたけど、印象は変わらずで、やっぱり枯れた味。
なるほど、そうかー(残念)。
とりあえず焼いて飲んだ印象としては全くの期待外れで(泣)、あと500gほど残っているものの、また焼いてみようというモチベーションは残念ながら沸かず。
鮮度が良ければきっと美味しい豆であろうことは想像できる味なので、ちょっともったいないね。
というわけで、好みのエチオピア探しの旅は続くのであった。
そういえば普段、焙煎するときに、ボトムの温度が100度になるように投入温度を決めているんだけど、たまたま100度ジャストになった!
ねらってはいたものの、ジャストになると気持ちいい(笑)。