このエントリーで書いたように、グアテマラの豆をあれこれ試し中。
第一弾は「グアテマラ SHB フライハーネス ブルボン 苗木プロジェクト」。
地域はグアテマラのフライハーネス。“フライハネス”とも呼ばれていたりするから、海外の地名を日本語にするって難しいね。
具体的にどのあたりかというと、このへん。
花のマークがあるところ。グアテマラシティから南東にちょっと行ったところで、この地域で採れるコーヒー豆の特徴について、よく言われているのがこういうやつ。
・ミネラルたっぷりの湧き水で育てられたコーヒー豆(アグアブランカ)
・コクのあるしっかりとした苦味と香り
・ダークチョコ感
この手の文句って、グアテマラ全域で言われていたりもするけれど、湧き水云々というのはこの地域ならでは。とくに「アグアブランカ」がそれにあたる。今回の豆はそれではないけれども。
豆面はこんな感じ。
さて、いつものように2ハゼ30秒くらいのフルシティまで焼いて、いざ試飲。
ああー。そうそう、こんな感じよね、という(笑)。
フライハーネス地区の豆って、ぼくが焙煎を初めて間がないときから焼いていて、わりとなじみのあるものなんだけれど(それこそがアグアブランカだったりする)、もう、まんま、あんな感じ。
コクが豊かながらも後味がクリアで、苦味と甘みのバランスが良くて。とりわけ味に奥行きがあって、いくつものレイヤーが重なり合うような風味。そしてダークチョコレートのようなフレーバー、甘さが心地よい。
ひとことで言うと、突出した特徴こそないけれど、バランスが良い美味しい豆。
これはドリップで飲んでも同様で、クリアなのにコクがある。ほんと、スキがない感じで万人が好みそうな味。
ホント美味しいんだけれど、個人的に、この旅ではもっと特徴がある豆を探しているので、今回のは欲しい味とはちょっと違うんだなあ。
というわけでリピートはしないかもだけど、おすすめです。
ちなみに冒頭の写真、今回の豆の名前だけでAIに描かせたものなんだけれど、コーヒーという単語はひとことも入っていないのに、そのものズバリ、コーヒー豆を描いてきたのに驚いた。若干、誤字があったりもするけれど、なかなかやるじゃん。次回もやってみよ。