3ヶ月おきくらいに発行されるコーヒー雑誌「Standart Japan #17」が到着。
今回はわりと興味そそられる特集が多くてうれしいなぁ。
なかでも、ベトナムで農園から自らのコーヒーをつくりつつ、焙煎もやり、抽出もやるという日本人の方のお話は、もうなんというか、ひとことで言うと、すごい。好きな土地で、好きなことを追求するという姿勢は、すなおに羨ましい。
ベトナムに限らず、東南アジアのコーヒーってどこか中性的で、特別な個性を持ったコーヒーは少ない気がするけれど、クリアで飲みやすくて好き。機会があったら、この方の豆を飲んでみたいなぁ。記事によると、東京の「アライズ」で飲めるようになるとか。
あとは、エスプレッソマシン誕生のお話。
だれがどのような目的で開発したのか……というストーリー。好きな人にとってはなんとなくは聞きかじったことがあるエピソードながらも、こうしてあらためて情報をインプットすると新鮮だったりする。
……だけれども、個人的にはもうちょっと掘り下げてほしかったかなー。抽象的なイラストじゃなくて、写真にするとかでも、ずいぶんと理解しやすいページになったはず。
あと、とりあげている時代が黎明期のもので当然古いので、今度はもう少し近代のエスプレッソマシン事情というか、トレンドみたいなものをまとめた特集も見てみたい。コマーシャルマシンなんて、ここ20年くらいでだいぶ変わっていると思うから。
例えば、モノとしてはだいぶ古いしマニアックけれど、E61グループヘッドだけでも十分おもしろい特集が組めると思う。
ついでに気になったので書いておくと「コーヒー特許の歴史」という特集ページがもったいなさすぎる。
コーヒー器具の特許にまつわる特集なんだけれど、図しか載っていないので「なにを目的としたどういう特許なのか」がわからず、残念ながら特集として機能していない……。せめてキャプションつけてほしかった。
あ、なんだか批評みたいになっちゃった。いけないいけない。
だけれど毎号楽しみにしているし、ちゃんと読んでますよー、ということは言っておきます(笑)。
あと、そうだ、今号のオマケの豆は、今までではじめて行ったことがあるお店「MOMOS COFFEE」だったから、ちょっとうれしい。機会があったらまた行きたいなぁ。
※↓MOMOS COFFEEなどのレポートはこちら